技術のひろば
 

toku's 地球のたまご UPDATE ナビゲーター

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2003.11.22 UPDATE

 
  コリドール材搬入 坂田卓也さんが納品チェック
 
金物搬入
 
  共和木工M-Line搬入

11月17日(月)

 今日は朝からコリドールのプレカット部材搬入がありました。材木・金物とも支給品なので現場搬入時の荷おろしは僕たちの肉体労働です。
 「近くの山の木で家をつくる運動」を宣言するOMソーラー協会の新社屋「地球のたまご」では、使用する木材を天竜から入れています。地元の建築家であるアトリエ樫・坂田卓也さんが近山担当であり、昨年から製材屋さん、高温乾燥炉、OM木材乾燥の可能性など坂田さんが中心になって天竜、浜北、春野などあちこち動きまわってきました。あらゆる調査の結果、郷土の偉人、金原明善の植林した杉を使うことになりました。僕らは金原材あるいは明善杉と呼んでいます。
 木材乾燥と製材は天竜のフジイチが担当しました。木材乾燥についてはフジイチの倉庫をOM木材乾燥庫にする改修工事をたまごに先駆けておこない、たまごで使用する材をOM乾燥で出荷できるよう早くから準備してきました。
 加工はやはり地場の工法をということで、「FFロケット工法」で知られている日東木材産業にてプレカットと金物を担当してもらいました。今回は「FFロケット工法」の標準のロケット金物とたまご用に設計した金物を兼用しています。
 午後は、カフェテリア棟の木製サッシュの搬入もたまたま重なってしまいました。木製サッシュも支給品なのでまた荷おろし。明日は筋肉痛になりそうです。ちなみに木製サッシュは共和木工のM−Lineを使用しています。

※ 金原明善 1832-1923
天竜川の河口近くの安間村、今の浜松市安間町に生まれ、地元で洪水を繰り返し「暴れ天竜」と恐れられた天竜川から人々を守るために、力を尽くしました。「水を治めるためには、上流の森を育てることが大事」と、自ら先頭に立って、スギ、ヒノキなど約400万本を植林しました。また、県内外に出掛け、森づくりの大切さを人々に訴え、植林の指導をしました。その偉大な功績をたたえ、現在でも「明善翁」と尊敬を込めて呼ばれています。

11月18日(火)

 地球のたまごのRC部分の防水は「タケイ進化コンクリート法防水」という、一般の防水方法とは違い水密コンクリートをつくるような独特の手法で施工されます。第1段階として「特許タケイ2号液」を生コン車に混入してコンクリート打設。これは既に終わっています。第2段階として「特許タケイ3号液」を散布。これが今日おこなわれました。3号液をちょっと触らせてもらいましたが、少しヌルっとしているだけで見た目には無色透明の水です。塗って塗膜をつくるというのではなく、コンクリートに染み込ませてコンクリート自体の水密性能を高める。コンクリートだけで防水の目的を達しようという独特の工法なのです。

 
「特許タケイ3号液」を手押しポンプで送る 「特許タケイ3号液」散布中
 
クーリングスクリーン試作品
 
  左より矢崎・相曽さん、日管・山本さん、
永田さん、高間さん

11月19日(水)

 朝から雨降りでコリドール建て方は延期。
 定例打合わせの日。今日は永田さんと高間さんに来ていただきました。話題の中心は木造部分の配管ルート。特に酸化チタンスクリーンの屋根散水用の配管をどこに通すか。真壁で屋根はガラスばかりという逃げ場のないデザインなので開き直ってどう見せるかを考えるしかない。永田さんのスケッチをもとにみんなで議論しました。
 打合せ後は矢崎に移動して室内に設置する酸化チタンクーリングスクリーンの試作を見学。この試作品を作った矢崎の相曽さんはOMソーラーができるきっかけとなった小さな勉強会「ソーラー研」のメンバーだった方で、これまでにOMのいくつかのアイテム、金属集熱パネルやDCハンドリングの開発を担当してきています。今回高間さんの提案した酸化チタンクーリングスクリーンとは、2m角程度の酸化チタンコーティングされたメッシュスクリーンに冷温水を垂らして冷暖房の補助的な役割を持たせ、インテリアの一部としてデザインされたパーティションなのです。

11月20日(木)

 今日も雨でコリドール建て方は延期。6月の着工以来降ってほしくないときによく降られています。

11月21日(金)

 雨が上がり、コリドール材の地組みが始まりました。大工は水谷さんを中心に4人チームで動いています。まじめで冷静な現場監督の川中さんとは正反対で、水谷さんはノリのいいファンキーな性格。たまごの施工には合っているかもしれません。
 方杖に取付く金物の座彫りが少し小さかったという事が発覚しましたが、すぐに修整してすすめられ、割と調子よく積まれていきます。ところが途中で高齢の大工さんが一人ギブアップしてしまいました。地組みをするのにレッカーがいるとか。柱は135x270長さ5〜7mなので、重くて手で持ち運ぶのはきつかったようです。
 ここで地組みはあきらめて、明日レッカーでいきなり建て方をしてしまおうということになりました。

 
コリドール地組み
いきなり両手を挙げているのが大工の水谷さん
(Quicktime movie 320 kb)
ご覧になるにはQuicktime player(無償)が必要です。
コリドール地組み  

11月22日(土)

 いよいよコリドールの建て方の日です。天気はいいのですが風が強いです。
 昨日地組みしておいたスパンはサクサク入っていきました。そして昨日地組みできなかったスパンも柱・梁一本ずつレッカーで上げて組まれていきます。午後さらに風が強くなってきて川中さんは中止するかどうか迷っていましたがコリドール全24スパンの内、今回分の11スパンは問題なく建て方が終わりました。

地組みされたスパンがレッカーで持ち上げられる 徐々にコリドールのかたちができていく
コリドール建て方
(Quicktime movie 1200 kb)
北側の11スパンが建て方終了
屋上から見る

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