技術のひろば
 

toku's 地球のたまご UPDATE ナビゲーター

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2004.03.14 UPDATE

 OMソーラー工事が着々と進んでいます。施工は「スローハンド」に分離発注。元マルモ中村住宅の若い人たちで結成された出来たてホヤホヤの会員工務店です。担当の足立くんは若いのにOMの経験は豊富で、新しい試みの多い今回の仕事を僕らと一緒に考えながら取り組んでいます。

カフェ棟集熱屋根

 カフェテリア棟は浜名湖の湖岸に沿って南北に長い建物で、東西の切妻屋根です。
 東西に各21枚、計42枚の矢崎集熱パネルヨコヨコ2250Lが載っています。このうちの東8枚西8枚は東西集熱用T型ハンドリングにより事務室G(RC部分の1階)に導かれ、残りの東13枚をDCハンドリングで、西13枚をMSハンドリングでカフェテリアの床下に集熱空気を送っています。
 地球のたまごでは唯一ここだけDC貯湯槽でお湯採りをしていてカフェテリアの厨房にお湯を供給しています。

外付棟ダクト

 地球のたまごでは一部を除きカフェ棟、事務棟共通で矢崎集熱パネルヨコヨコと竜洋の外付棟ダクトをセットで使っています。外付棟ダクトを使うことで野地のスリーブ穴あけが1ヶ所ですみ、雨仕舞いや気密や施工手間が改善されました。

蓄熱と補助暖房について

 写真の床の配管は冷温水管です。ヒートポンプチラーで作られた冷温水を各部屋に送りファンコンベクタで冷暖房しています。
 冷温水は集中制御されていてOMの制御に絡めていません。ファンコンベクタは床の上に家具に組み込まれ部屋によって床下に吹いたり床上に吹いたりしています。
 また地球のたまごではカフェ棟、事務棟共蓄熱をさせていません。住宅とは違って24時間使われる用途の建物ではないからです。

東西集熱用T型ハンドリング

 東西集熱といえば2000年「第2回OM技術賞」円建設の発表が思い出されますが、あれから4年経ち今回最新ヴァージョンの東西集熱のOMを提案しています。トモス・友良平さんが取り組んでいるものです。
 以前の双頭型という横幅の広かった入口ダンパーボックスは、通常のT型ハンドリングに1個ダンパーボックスを追加するかたちに整理されました。
 
さらにTC−5による制御のおかげで東西それぞれの棟温を管理しながらダンパーを東と西の中間のおいしい割合のところで止めるような新しい技が盛り込まれました。

同上

 写真のハンドリングボックスの左から出口側ダンパーボックス(上下型)

―ファンボックス

―入口側ダンパーボックス2(リターン/集熱)

―入口側ダンパーボックス1(東棟ダクト/西棟ダクト)

OMチムニー

 夏排気は上部物見台につけられたOMチムニーから排気されます。OMチムニーは小屋裏換気併用タイプを使用。

事務棟外付棟ダクト

 外付棟ダクトは片流れ屋根だとおでこが広く見えてきてしまうので、棟いっぱいまで上の方に納めるためのスリーブ形状を竜洋に特注で作ってもらいました。

矢崎集熱パネル「性能UP版」

 事務棟6棟のうち4棟で今回試験的に「性能UP版」集熱パネルが使用されました。矢崎・相曽さんと協会・駒野さんが現在取り組んでいるものです。
 
性能UPといっても特別な部品や仕掛けがあるわけではなく、通気層と断熱空気層を最適な厚さに薄くすることで集熱性能が向上するとの事です。

 

アモルファス太陽光発電モジュール

 事務棟6棟については一般集熱部屋根にアモルファス太陽光発電モジュール合計10kwを載せて系統連係しています。
 アモルファスPVについては協会で供給が停止中で今後が不透明ですが、今回はNEDOの補助金の規定や10kw用のインバーターが一手に対応できる三晃金属に分離発注しています。アモルファス太陽光発電モジュールは三晃金属のサンタイトルーフ、インバーターはGS(日本電池)のラインバックαというタイプを使用しています。

太陽光発電モジュールの施工

 

 

同上

 サンタイトルーフは平葺きなので段葺きよりも表情がいくぶんやさしい。

 

外付棟ダクト上部の太陽光発電モジュール

 外付棟ダクト上部はダクト巾の50センチほど屋根を葺く必要がありますが、ここにもアモルファス太陽光発電モジュールを載せました。この部分は系統連係ではなくハンドリングの電源用としてです。地球のたまごでは矢崎のDC中型ハンドリングが2台と施設用DCハンドリングが1台とDC貯湯槽が1台付く予定ですが、これらは結晶型の太陽光発電パネルが標準となっています。
 
系統連係のほうは建築になじむように屋根材一体型となっているのにハンドリング電源用にパネルが付くのがどうも納得いかなくて、協会の駒野さんや鈴木真弘さんに相談して電圧など確認のうえアモルファスで対応することにしました。T型ハンドリングやMS型ハンドリングも近い将来DCファンになる可能性があり、全ての外付棟ダクト上部にモジュールを載せておくことにしました。

煙試験

 恒例の煙試験を行いました。左はスローハンド足立くん。

同上

 いつもの「はちとり」は使わず、舞台などのスモークに使われている煙発生装置を使用。「スローハンド」は変わったものを持っていますね。

同上

 集熱パネルはガラスと鉄板の間も集熱空気が通るように出来ているので、煙試験をするとパネルの中を煙が流れていくのが見える。

事務棟小屋裏

 事務棟の天井に一部小屋裏を作りここにチャンバーや連動換気ファンなどを納めています。ハンドリングボックスはこの下に吊り下げられて室内に露出するかたちで見えてきます。
 地球のたまごでは各事務室ごとにいろいろなOMシステムをやっていますが、ハンドリングボックスが取り付きしだい順次説明していきたいと思います。


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