パッシブソーラーに取り組まれる皆様へ
自然エネルギー研究所(旧OM研究所)
代表 永田昌民
虫の音美しいころ、いよいよご清祥のことと御慶び申し上げます。
さて、下記の内容につきまして、ご報告申し上げます。
記
空気集熱式ソーラーのオープン化について
自然エネルギー研究所(旧OM研究所)は、1987年に設立され、日本のパッシブソーラーシステム(空気集熱式)の技術の進展と、普及に寄与して参りました。その功績が評価され、アフリカのジンバブエで開催された国際太陽エネルギー学会(ISES/1995年)より、考案者である奥村昭雄共に、クリストファー・A・ウィークス賞を授与されました。
同技術は、OMソーラー協会を中心に、これまで2万棟を超える住宅・学校建築・病院建築・福祉施設等々に導入(パッシブソーラーの普及世界一)され、日本の太陽エネルギー技術の分野において大きな役割を果たして参りました。 そして昨年(2006年)12月26日、基本特許期限の終了に伴ない、同技術がはれてオープン化され、広く普及できる条件が開かれました。地球時代の技術として、優れた内容を持ちながら、特許の壁に阻まれ、技術のクローズ性が指摘されて参りましたが、ここに技術の社会性が大きく開かれました。
ただ、この技術は設備をただ導入すれば実行できるわけではなく、建物の仕組みそれ自体を活かす技術であることから、設計・施工・シミュレーション技術など、ノウハウの習得を必要としております
。
同技術は、全国の工務店に普及してきた株式会社OMソーラー協会が引き続き活動を継続しており、加盟工務店を対象とした技術の伝達を行っておりますが、このほど、自然エネルギー研究所と協同組合もくよう連でも「ソーラーれん」という名称で、技術の普及と、必要な部材の提供・販売等の事業を進めることに致しました。
自然エネルギー研究所は、設計事務所を対象に技術者講習会(これまで1000人以上の受講者)を行ってきており、協同組合もくよう連は同技術の施工実績を充分に持った工務店で構成されています。
太陽光発電は、太陽光を利用する技術です。これに対し、このパッシブソーラーは太陽熱を熱変換したりしないで、ダイレクトに利用する技術です。家庭用エネルギーの6割(暖房・給湯・冷房)は、低レベルな熱エネルギーが占めており、この技術は、省エネルギーの促進、地球温暖化を防止するためのCО2の削減にとって、実効性の高い技術といえます。今回は、はからずも特許期限の終了によってオープン化が実現されたわけですが、これを機会に、いつでも、どこでも、誰もが取り組める技術として普及されることを説に願うものです。
パッシブソーラーに取り組まれる皆様には、自然エネルギー研究所におきまして「ソーラーれん」の部材販売の受注を行うことになりましたことをお知らせいたします。詳細に関しましては弊社HP上にて近日公開致しますが、空気集熱式ソーラーの普及にご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
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