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愛知県立芸術大学は、吉村順三氏の設計により名古屋市郊外の丘陵地に自然に寄り添うように建てられました。キャンパスのひとつひとつの校舎はあいだの空間にこそ性格を持たせるように配置され、ほかでは見ることのできないキャンパスの雰囲気を創りだし、たくさんの芸術家のたまごを育んできました。そのランドスケープと建築群は、開校から44年という時を重ね、大きく育った木々の緑と見事に調和し、新たな感動を与えてくれています。現在、同校は大規模な建て替えが検討されており、その計画は静かに、しかし少しずつ進んでいることが明らかになってきています。

ここでは特集として、2010年6月12日に開催致しました見学会+パネルディスカッション「吉村順三の仕事を今、学ぶ」の報告とその後の開催が決まった施設整備ビジョン検討会の情報、また関連する記事やニュースをできるだけフォローしてまいります。

 
 

・ 旧学生寮、外人公舎の解体がはじまります。

2011/04/19
・ 緑豊かな愛知芸大のキャンパスを活かしていこう会のブログ はじまる  

・ 愛知芸大 施設整備ビジョン検討会について

・ 奥村まことさんのブログ 「吉村先生に学んで」はじまる

・ 愛知芸大 建替え 「意見の交換できる場を」

・ 新聞/雑誌/WEB/TV など
 
・ 要望書など

・ 見学会+パネルディスカッション「吉村順三の仕事を今、学ぶ」報告

・ 関連ホームページなど

・ 建築の紹介記事など  
・ 近代建築の建て替えに関連して
・ イベントなど
 
 
旧学生寮、外人公舎の解体予定について

2010年4月25日(月)から、旧学生寮と外人公舎の取り壊しが始まります。

つまり2つの建物(群)は、来週になればもう見ることができなくなります。残念な話です。

 

2つの注目ブログについて
愛知県立芸術大学ホームページイメージ

愛知県立芸術大学の原設計者である 奥村昭雄 東京藝術大学名誉教授 が、ビジョン検討会の委員を辞任した日、黙っていてはダメと「緑豊かな愛知芸大のキャンパスを活かしていこう会」が生まれました。そして、この問題に関心を持ち、意見を持ち、そしてなんらかの行動をする仲間の声をあつめ、発信していこうとしています。皆様の声もどうぞお聞かせ下さい。


またこれに先立ち、吉村順三設計事務所に勤務されていた奥村まことさんは、吉村先生のことを少しでも知っていただいて、各々の方が、自分でじかに建物と会話して、感じていただきたいと、愛知芸大卒業生の篠田望さんのホームページ「愛知県立芸術大学 建て替えについて」の中に設けられたブログに短文を寄せられています。多くの言葉はいらないでしょう。是非ごらんください。

 

>> 「緑豊かな愛知芸大のキャンパスを活かしていこう会」のブログ はコチラ

>> 奥村まことのブログ「吉村先生に学んで」 はコチラ(篠田望さんのサイト<リンク先変更>

愛知県立芸術大学施設整備ビジョン検討会について
愛知県立芸術大学ホームページイメージ

2010年6月30日、中日新聞の朝刊にて「県芸大整備計画見直し 県公立大学法人 建築学者ら交え検討」というニュースがありました。記事によると、愛知芸大の運営母体である愛知県公立大学法人は、キャンパスを全面改築する整備計画(マスタープラン、2008年3月)を練り直す方針を固めたとのこと。

この検討会では、キャンパスの整備構想やゾーニング計画、建物ごとの改築、改修の別を話し合うことが予定されています。検討会の内容については、愛知芸大から情報公開される予定ですが、本サイトにおきましても可能な限りお伝えしていきます。

 

>> 施設整備検討会に関する詳細はコチラから

>> 検討会以前の経緯はコチラ(篠田望さんのサイト)より

愛知芸大 建替え問題ニュース

新聞、雑誌、WEBマガジン、TVニュースなど、各種メディアで取り上げられた愛知芸大の建て替え問題を紹介します。著作権の都合で見出しのみのものもありますが、下リンクよりご覧下さい。記事の内容をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、こちらからご連絡ください。

2010年12月18日

・中日新聞
設計者の奥村氏が辞意 県立芸大キャンパスの検討会

2010年12月08日

・CBC中部日本放送 イッポウ(news)
芸大校舎建て替えに思わぬ壁!?保存運動で計画宙づり

2010年12月02日

・建通新聞
県立芸大 解体設計等進む

2010年12月01日

・中京テレビ news every(news)
愛知県立芸大建て替え問題 県の姿勢批判

2010年11月16日

・中京テレビ news every(news)
愛知県立芸大 建て替え問題 特集

 

>>建て替え問題関連のメディア掲載記事をもっと見る

2010/10/15
愛知県立芸術大学施設整備ビジョン検討会について

建替えについてイメージ愛知芸大の建替え計画に疑問や反対の声があがり、7月から「施設整備ビジョン検討会」が開かれています。しかし委員から出される「会での検討を」との意見書に応えるわけでもなく、9月に行われた第5回ではついに多数決で建替え賛成とした、とのことです。すでに1月が経ちますが第5回の議事録については未だ公開されていません。(※18日には公開されていました)

 そんな中、愛知芸大OBの方からお知らせがありました。「検討会の傍聴者、公開されている議事録や資料でビジョン検討会の行方を追っていらっしゃる方々、卒業生、吉村順三の建築を愛する方々への情報の公開、意見の交換ができる場がもてれば」との思いから、ウェブサイトを開設されたそうです。

 建替えの問題に関しては、賛成の声も反対の声もあると思います。また賛成や反対以外にも、意見のある方や関連の情報もあるでしょう。しかしそうした声や情報を共有する場が今はありません。恣意的な情報だけでなく、いずれの声ももう少し聞こえたらとの思います。長くても、短くても、みなさんどうぞ意見を寄せてみてください。よろしくお願い致します。

 

>>「愛知県立芸術大学 建て替えについて」HP <リンク先変更>
  愛知芸大 美術学部大学院第20期生 篠田望さんのサイトです。皆さんから寄せられているご意見の他、これまでの経緯トビア・スカルパ氏のメッセージなども掲載されています。

2010/12/16
要望書など

米ハーバード大学 大学院デザインスクール 教員より 愛知県知事に宛てた手紙
米国から届いた保存を望む声です。日本語に翻訳したものを添付しました。(2010年12月6日・pdf・0.2MB)

東京藝術大学 美術学部建築科 教員一同より建築群保全についての要望書
愛知県芸大は1964年、当時の県知事・桑原氏の要請を受け、東京藝術大学美術・音楽両学部教授会が構想作成を支援。吉村順三氏を中心に、当時の美術学部建築科の教授や助教授たちが総力を結集して設計にあたりました。(2010年10月7日・pdf・0.9MB)

DOCOMOMO JAPAN 愛知芸大校舎・建築群の保存・活用に関する要望書
近代建築の記録・保存・評価・調査など、幅広い活動を行っている国際組織がDOCOMOMO Japan。愛知県芸大は、同組織が選定する「日本の近代建築125選」に選ばれています。(2010年1月27日・pdf・0.2MB)

見学会+パネルディスカッション報告(10/06/12)

見学会+パネルディスカッション:「吉村順三の仕事を今、学ぶ」について

報告1: 「丘の上のキャンパス」を歩いて

報告2: 写真で見る「丘の上のキャンパス」の今と昔
およそ40年前と今日のキャンパスの写真を掲載しています。大きく育った木々と自然にとけ込んだ校舎のようすをご覧下さい。

資料 : 奥村昭雄氏  愛知芸大奏楽堂(文引用/建築文化1970年1月号 写真/2003年)

写真で見る「丘の上のキャンパス」の今と昔

建築の紹介記事など

松隈洋氏 記憶の建築十選・昭和の公共空間7 日本経済新聞 2010年6月21日

藤森照信氏 東京ガスLIVE ENERGY 現代建築考8 愛知県立芸術大学

愛知県立芸術大学 施設整備ビジョン検討会
大学の公式ホームページより、委員名簿、開催日時、傍聴について、会議録など掲載。

愛知県立芸術大学 建て替えについて
上の記事でも紹介している、愛知芸大 卒業生の 篠田望さんのサイト。
建て替え問題の資料やこれまでの経過、皆さんの 声をなど掲載。

吉村順三記念ギャラリー
愛知芸大の開学当時と2006年に撮影されたキャンパスの写真、図面等の資料、また署名活動など。

DOCOMOMO JAPAN
近代建築の記録・保存・評価・調査など、幅広い活動を行っている国際組織がDOCOMOMO Japan
愛知芸大保存要望書が掲載(2010年4月6日)

竹中アシュ氏(竹中建築設計事務所アシュ)のブログ
名古屋在住の建築家で検討会を傍聴されており、その様子をブログでリポートされています。レポートのある回は検討会の資料一覧より各回ごとにリンクいたしました。

鵜飼昭年氏(AUAU建築研究所)のブログ
名古屋の建築家で、検討会や見学会に足を運ばれてブログでレポートされています関連ニュースについてもレポートしてくださっています。

近代建築の建て替えに関連して

● 吉村順三氏 古い東京 新しい東京 いまこそこの大都市再建を(1967年9月15日読売新聞夕刊)

内田樹氏 ヴォーリズ建築 (神戸女学院大学〜内田樹 入試部長のひとり言 2010年1月18日)

不思議な響き持つホール 日比谷公会堂 開設80周年記念で「第九」(産經新聞 2010年6月27日)

開業40年「ホテルフジタ京都」 来年1月末営業終了(京都新聞 2010年8月6日)
京都新聞によると、藤田観光は5日、「ホテルフジタ京都」の営業を来年1月29日をもって終了すると発表した。土地と建物を所有する積水ハウスは営業終了後のことについては「まだ決まっていない」(広報担当)とのこと。「ホテルフジタ京都」は、1970年の開業で、吉村順三氏の設計。二条大橋のたもと、鴨川べりに立つ。

法政大『55/58年館』建て替え計画 残したい 青春の学び舎(東京新聞 2010年10月4日)
開かれた大学の象徴として親しまれた法政大学市ケ谷キャンパス(東京都千代田区)の校舎「55/58年館」の建て替え計画が浮上した。大江宏によって設計されたこの校舎は第10回日本建築学会賞作品賞、第一回BCS賞を受賞している。首都圏の大学では名物建築が取り壊される例が相次ぐ。歴史ある学舎を惜しむ声が上がっている。

藤田観光、京都国際ホテル改修、客室減らし面積倍増(日経産業新聞 2010年10月15日)
藤田観光は今後4年で70億円を投じ、「京都国際ホテル」(京都市中京区)を全面的に改修すると発表。改修を通して客室数を半分程度に減らし、一室当たりの面積を倍増させる計画。設計は建築家の隈研吾氏に依頼。同社の運営する「ホテルフジタ京都」は来年1月29日に閉鎖する。「京都国際ホテル」は、吉村順三氏の設計(1961年)。

米子市公会堂 存続へ(毎日新聞 2010年11月26日)
建築家・村野藤吾が設計した米子市公会堂(1958年)。地震で倒壊する恐れがあるため、改修による存続か、廃止かが議論になっておりました。多くの市民の存続希望を受け、11月25日に市長が存続を表明しました。

2010/12/20
イベントなど

● 2010/12/25(土)
法政大55/58年館の再生を考えるシンポジウムが開催
12/25(土)13:30より法政大学58年館834教室にて、シンポジウム「大学が未来にわたすもの  法政大学55/58年館の再生を考える」が開催されます。参加は当日先着順300名、参加費無料。見学会ののち、松隈洋氏(京都工芸繊維大学教授)の基調講演および座談会を予定されています。イベントの詳細はコチラからも。

 

● 2011/1/26(水)〜2/6(日)
建築は生きている −吉村順三建築のいま
名古屋市東区の「文化のみち橦木館」にて、吉村順三が追求した住まう人の「心地よさ」を感じるような家具の展示をはじめ、現在も体験できる吉村建築を紹介します。関連企画として、2011年1月29日(土)に藤森照信氏の講演会 「吉村順三の建築を語る」、2011年2月5日(土)に丸谷芳正氏座談会「吉村順三の家具を語る」を開催。イベントの詳細はコチラからも。

 

[ LAST UPDATE Tue, 2012-07-17 10:02 ]
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